食道がんかどうかを診断するには、充分な検査が必要です。近年の食道がんの検査方法は、「内視鏡検査」が主流となっています。口から内視鏡を挿入して、食道内部にがん化細胞が存在するかどうかを調べるのです。内視鏡は、器具越しではあっても食道内部を直接見ることができるというメリットがあります。早期の食道がんは、ほぼ確実に発見できるのです。
また、最近は鼻から入れる「経鼻内視鏡検査」という方法もあります。「ヨード染色法」という方法が行われます。食道がんの場合、粘膜はヨードで黒く染まっても、がん細胞は染まらないことから、がん細胞を発見できるという方法。体への負担も以前に比べると、随分少なくなりました。
極細で挿入しやすい新器具が開発されてきたことによって、検査時の痛みも最小に。検査時間も15分という短時間で終了します。検査をしながら、疑わしい細胞を採取し、生体検査することも可能。さらに、食道がん検査では、「食道造影検査」も行われます。通常の食道がん検査では、よく行われている方法です。
バリウムを飲んでX線を使って検査する方法です。バリウムが苦手な方には少々辛いかもしれません。食道造影検査中、痛みは全く感じません。検査時間も10分から15分という短時間。手軽に行える検査だと言えます。食道造影検査は、粘膜下層に患部が広がっている進行した状態において、がんの広がっている範囲や大きさが分かりやすい検査方法でもあります。
ただ、早期がんの発見には向いていないという欠点があるのは否めません。さらに詳しい食道がん検査には、コンピュータを使用した「CT検査」、磁気を利用した「MRI(磁気共鳴画像撮影検査)」、「超音波内視鏡検査」なども行われる場合があります。医師とよく相談の上、様々な角度から食道がんの検査を受けることが大切なことです。