がんの治療で重要なのが再発防止。食道がんも例外ではありません。手術で病巣を除去しても、がん細胞はいつの間にか増殖を始め、再び猛威を振るうことも少なくないのです。ですから、がん治療後のケアが非常に重要ということ。定期的に検診を受けることが大切です。
体力の衰えや加齢、不規則な生活習慣やストレスが引き金となり、再発してしまうこともあるのです。もし食道がんが再発したとしても、元の場所で起こるとは限りません。リンパ節や肺などで転移が見られることも多々あるのです。肝臓や骨などでも、がん細胞が見つかる場合もあります。食道がんが肝臓に転移すると、お腹のハリを感じるようになります。また、骨に転移すると、激しい痛みに苦しめられることでしょう。
もし、背中や肩の痛みがなかなか治まらないのであれば、がんの再発を疑った方が良いかもしれません。再発すると、リンパ腺の集まっている首の付け根が腫れてきます。さらに声が上手く出せなかったり、かすれたりという症状が現れたりということも。
再発が胸や腹部で起こったら、増殖したがん細胞が肺を圧迫し、呼吸する時にも息苦しさを感じるケースもあります。なお、食道がんが再発すると、残念ながら完治は非常に困難。放射線治療や抗がん剤によって治療が行われるものの、完治には至らないのが現実です。再発してしまうと、完治を目指す治療と言うよりも、モルヒネなどで痛みを緩和するケアを中心に行うケースが多くなってきます。
再発し、進行が早い場合は、余命3ヶ月と宣告されることもあります。食道がんの再発を許さないためにも、治療終了後も検査をきちんと受け、規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動の3つを心がけることが必要なのです。